今回のアイスランド訪問の目的は、Sigur rós が主催する、ハルパ全体を使ったフェスティバルNorður og niðurに参加することです。
夜中まであるので、オーロラは見に行かないしゴールデンサークルもVíkも行きません。
でもやっぱりBlue Lagoonは大晦日に行きます。
本当は27日から始まっていたのですが、何故か遠慮して後半2日だけにしてしまいました。
飛行機が遅れて真夜中に着いた翌朝、きっちり起きてReykjavík Roastersに行くと、相席したカップルの男性がNorður og niðurのフーディーを着ていたので話しかけてみると、彼らは4日間通しのチケットで参加していとのことでした。ベルギーから、私と同じようにNorður og niðurのためだけに来て、年越ししたらすぐに帰るプランでした。更に彼はアイスランド6回目だそうで、「いつもなら自然にもっと触れるんだけど…」と言っていて、色々と共通点があって嬉しかったです。
フェスティバルは意外と混んでないだとか、「あなた、sigur rós を観るのは30日なの⁉︎Soléy たちのパフォーマンスを観れないなんて!! そもそもなんで彼らを被せたのかしら」とか、更に全然私が調べられていなかった年越しのことも、教会の近くが1番よく花火が見えるから11時くらいに行ったらいいとか、色々なことを教えてくれました。
私も彼らも、29日に最も楽しみにしていたのはJóhan Jóhannsson でした。
その日の午前中に行ったレコードショップTólf Tonár のBGMがJóhan Jóhannssonだったので、今日彼のパフォーマンスを聴きに行くんだとお店のお兄さんに言ったら、彼は「あぁ、本当に残念だよ。彼がキャンセルだなんて。」と教えてくれました。当日の朝にキャンセルが決まったみたいで、その場に居合わせた方たちはみんな残念がっていました。ベルギーのカップルも残念がっているだろうなあ…と思っていました。
それでもその日に楽しみにしているアーティストは他にもたくさんいました。
まずはIceland Dance Companyの”The Great Gathering”。
子供達とみんなで、Gus Gus などのアイスランドのアーティストの曲にあわせて、小さな円になったり大きな円になったり、密集したり散らばったり、バラバラな動きだったのがいつの間にか同じ動きになっていたり、とっても心温まるパフォーマンスでした。
(Iceland Dance Company instagram より)
その後、どうしようかな〜と思っていたら、フェイスブックのイベントページでJonsiの映像作品 “Go Quiet”が始まるとお知らせがあったので、行ってみることにしました。Jonsiのソロアルバム”Go”をJonsiが実際にギターやピアノなどを使って演奏しながら歌っている映像作品で、ただ美しくて心が洗われました。
映像が終わった後、監督が出てきて、「みなさんにちょっとしたご褒美があります。Jonsiです。」と。Jonsiが登場して、この映像作品について話してくれました。カメラが間近にあったり知らない人が自分の部屋にいっぱいいても、歌うことの邪魔には全然ならかった、昔は人形コレクターだった、必ずメロディーが先に出来る、歌詞をつけるのにいつも苦労する、など、いつもは聞けないお話を聞くことができました。話す時もなんだかすごく軽やかで優しい印象でした。
(Sigur rós instagram より)
続く
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